📊CPI総評:インフレ終了の兆し?
2025年3月のアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されました。
前月比で−0.1%、前年同月比で+2.4%という結果。
マイナス成長は本当に久しぶりで、「インフレもようやく終わるのか?」と期待させる数字です。
米国のインフレ目標は前年比+2%なので、2.4%は許容範囲。ただ、消費者の目線で言えば「いやいや、これまで散々上がってきたのに、まだ2.4%も上がるの?」という不満はあります。
🍽️食品:卵が60%アップ⁉ 食費のリアル
食品全体では前月比+0.4%、前年同月比+2.4%と全体CPIと同じくらいの伸び。内訳を細かく見るとよく買うものはガッツリ上がってる…。
🥚卵インフレ
- 卵:前月比+5.9%、前年比+60.4%!
鳥インフルエンザの影響で激ヤバ。まぁここまでの高騰は収まるだろうけど、でも高い。。
🍖肉類
- ビーフ:前月比+1.2%、前年比+8.6%
- ポーク:前月比+1.7%、前年比+2.9%
- チキン:前月比+0.5%、前年比+1.3%
- 魚介類:前月比-1.5%、前年比+0.2%
大好きなビーフ高騰が目立つ。。ポーク中心にしようかなぁ。。外食を避けて自炊中心にしてるのに家計は苦しい…。
🥦野菜と果物はやや下落
- 果物:前月比-0.4%、前年比+1.2%
- 野菜:前月比-1.0%、前年比−3.0%
いい感じではあるが、メキシコ産野菜に関税がかかると、ここもジワジワ来そう。
☕コーヒーも地味に上昇
- 前月比+0.9%、前年比+6.7%
南米との関係悪化が影響してるから?
🔥エネルギー:ガソリンは低下、でもガス代が痛い…
- エネルギー全体:前月比−2.4%、前年比−3.3%
- ガソリン:前月比−6.3%、前年比−9.8%
ガソリンが安くなったのはありがたい。でも戦争の影響でここ数年恐ろしく高かったからなぁ。。でもって、公共料金の天然ガスが前月比+3.6%、前年比+9.4%と爆上がりで、暖房代が大打撃…。
📈CORE CPI:食費とエネルギーを除いた数値は?
政府が重視するコアCPI(乱高下する食料とエネルギーを除いた物価)は…
- 前月比+0.1%
- 前年比+2.8%
庶民にとっては、日常生活に影響する食費と光熱費の方が断然重要。
🚗自動車関連:新車は今後が怖い
- 新車:前年比0%、前月比+0.1%
- 中古車:前年比+0.6%、前月比−0.7%
関税の影響がこれから出てきそうで不安…。賢い中流階級は中古を買ってる人多し、自分は新車派。でもこの先はちょい考える…。
👕衣類:男性のオシャレ意識が影響?
- 男性服:前年比+0.4%、前年比+2.4%
- 女性服:前年比+0.6%、前年比−0.6%
「なんで女性服は下がってるのに男性は上がる?」という疑問もありますが、最近の男性美意識が向上してるとか?ルルレモンなどのスポーツ系ブランドが人気なのも背景にありそうです。
🏥医療費:まだ高い!
- 医療サービス:前月比−1.1%、前年比+1.0%
- 病院:前月比+0.5%、前年比+3.0%
全体としては落ち着きつつありますが、アメリカの医療費は基本的に高すぎ。日本の「ちょっとした風邪でも病院」文化が懐かしい…
🏠住宅関連:家賃と不動産価格は通常運転
- 家賃:前月比+0.2%、前年比+4.0%
- 持ち家の価値:前月比+0.4%、前年比+4.4%
これから引き上げを検討する大家さんも多そう。うちももっとあげよっかな…
🧾保険とメンテナンス:車の維持費が限界
- 住宅保険:前月比-0.3%、前年比+2.2%
- 健康保険:前月比+0.4%、前年比+3.1%
- 自動車保険:前月比-0.8%、前年比+7.5%
- 車の修理・メンテ費:前月比+0.8%、前年比+4.8%
車を持つリスクが高まりすぎ。車を持たなくてい良い地域に住みたくなる…。
🎓学費:地味に上がる教育費
- 大学の学費:前月比+0.2%、前年比+2.3%
もう十分高いのに、もう高くならないで😭
🌀まとめ:デフレは必要?それともリスク?
インフレが落ち着くのはありがたい。でも、ここ数年で積み重なった値上がりが元に戻るには、多少のデフレが必要という考え方もあります。
ただし、リセッション(景気後退)を避けつつ、
- 食品や光熱費など、庶民の生活に直結するコストが下がる
- 高級品や贅沢消費はそのまま
- AIなどによる人件費の効率化
- 流通コストの見直しによる価格低下
…といった「いいとこ取りのデフレ」が理想です。言うは易しですが、少しでもその方向に進んでほしいものです、ってかじゃなきゃ困る😭