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高関税時に買う米国株

📉 景気が悪くても大丈夫!?

現在の関税不況の中で、ウォールストリートが発表した勝ち組の株を紹介していたので、それをジム・クレーマーが考察したものに、自分の視点も交えて紹介します。

関税の影響を受けにくい、しかもアメリカの中だけでも強い! そんな株たちです。


🏥 ヘルスケア・医療保険:アメリカの命綱

● UnitedHealth(ユナイテッドヘルス/UNH)

アメリカ最大の医療保険会社。
加入者数やネットワークの広さ、データ活用の先進性などから、業界で圧倒的な存在感を持ちます。
現在は株価がやや調整局面にあり、中長期的には買いのタイミングとの声もあります。

● Centene(センティーン/CNC)

政府の公的保険制度(メディケイド、メディケア)を中心にサービス展開する保険会社。
コスト管理に定評があり、慢性疾患や高齢者向けの医療を効率的に提供しています。

ただし、将来的にメディケイド予算が削減される可能性があり、政策動向には注意が必要です。


💊 医薬品ディストリビューター:医療現場の裏方

● McKesson(マッケソン/MCK)

医薬品を病院や薬局へ供給する、アメリカ最大手の卸売企業。
ブランド薬・ジェネリック薬ともに対応し、医療システム全体の物流を支えています。
加えて、電子医療記録システムや外科用資材の提供も手がけるなど、医療の縁の下の力持ち”的存在です。

● Cencora(旧AmerisourceBergen/COR)

● Cardinal Health(カーディナルヘルス/CAH)

いずれもMcKessonと同様の医薬品流通を手がける競合企業で、堅実な成長が期待されています。


🛡️ 防衛とサイバーセキュリティ:国家安全保障の要

● Palantir(パランティア/PLTR)

ビッグデータ分析に強みを持ち、米政府の防衛・情報部門と多数の契約を持つ企業。
サイバー戦争時代の“防衛テック銘柄”**として注目されています。

● L3Harris Technologies(エルスリー・ハリス/LHX)

通信技術と防衛システムを融合させたハイテク防衛企業。
中国などとの地政学リスクが高まる中、存在感を強めています。


🛣️ インフラ・建設関連:バイデン政権の追い風

● Martin Marietta(マーティン・マリエッタ/MLM)

道路や橋などの建設に必要な骨材(砕石・砂利など)を供給する企業。
人口増加が続く南部・中西部地域に事業を展開しており、インフラ投資の恩恵を直接受ける銘柄です。


♻️ 環境ソリューション企業へ進化

● WM(旧:Waste Management)

もともとは廃棄物処理の大手企業。
現在では、再生可能エネルギーやリサイクル、環境コンサルティングなどを手がけるエコ企業として大きく進化中。

事業の大部分がアメリカ国内で完結するため、関税の影響を受けにくいのも魅力。


🔐 サイバーセキュリティ:ネットの安全を守る成長株

● CrowdStrike(クラウドストライク/CRWD)

クラウド型セキュリティに強みを持ち、AIを活用した攻撃検知・防御で成長中。

● Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス/PANW)

企業や政府向けに幅広いセキュリティサービスを提供しており、安定感と成長性を両立した銘柄として評価されています。


🍫 日用品・食料品:不況に強い“生活必需銘柄”

● Coca-Cola(コカ・コーラ/KO)

不況時にも需要が落ちにくい、生活に密着した消費財を扱うグローバル企業。
インフレ下でも比較的価格転嫁しやすいことから、安定感があります。

● Walmart(ウォルマート/WMT)

物価上昇時に消費者が節約志向になる中で、“安さ”が最大の武器
巨大な規模により、仕入れコストも抑えられるため、関税の影響も相対的に軽微です。

● Costco(コストコ/COST)

会員制の卸売型スーパー。まとめ買い需要に対応し、商品選定も地域ごとに柔軟に変更。
世界中から品質の高い商品を選び、不要なものはすぐに入れ替えるスピード感があり、強気の企業です。


⚡ 公益セクター:安定的な配当と堅実なビジネス

● Consolidated Edison(コンソリデーテッド・エジソン/ED)

ニューヨークなどの都市部で電力・ガスを供給する公益企業。
配当利回りも約3%と堅実で、政治や景気の変動に左右されにくい“守りの銘柄”です。


📝 まとめ:アメリカ国内ビジネス×景気に強い=安心感

今回紹介した企業の多くは:

  • アメリカ国内市場に強い
  • 政治や関税リスクが小さい
  • 生活やインフラに密接な事業を展開している

という特徴を持っています。

景気後退や不確実性が続く今、こうした“守り”の銘柄を一部ポートフォリオに取り入れることで、より安定した資産形成が期待できるでしょう。

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