トランプ関税に怯える国民、怖いのはそこじゃない
この前、子どもの友達の親(たぶん輸入関係の仕事してる人)と話してたら、、こう言っていた。
「トランプ関税がヤバすぎて、仕事の予定も立たない。ホント勘弁してほしい…」
…でも正直、僕の生活レベルではそこまで「実感」がない。
Amazonでガジェット見ても、スーパーで買い物しても、価格が急に跳ね上がった印象はないはないんだけど。ニュースでは騒いでるけど、実際の生活はそこまで大混乱してない。経済データだって、そこそこ踏ん張ってる。
たことないんだけど。ニュースでは騒いでるけど、実際の生活はそこまで大混乱してない。経済データだって、そこそこ踏ん張ってる。
「めちゃくちゃ高くなる」とか、マジで誤解
たとえば中国製品が関税で145%アップするとか、メキシコのアボカドが25%跳ね上がる…なんて話、
たしかに、これから悪化する「可能性」はある。でも、たとえば「Made in China」が即座に145%の値上がりになるとか、メキシコからのフルーツが25%も跳ね上がる、なんて極端な話にはなっていない。
むしろ多くの車メーカーは「価格据え置き」って言ってるところが多いし、多少上がっても大幅値引きでカバーするって宣言してるところもある。ヨーロッパの高級ワインが値上がりする、なんてニュースもあるけれど、ぶっちゃけ庶民の生活にそこまで関係ある?って思う。
庶民はもう、インフレで鍛えられてる
僕ら庶民〜中流層の生活の出費って、だいたいこんな感じだ。
- 食費
- 光熱費
- ガソリン
- 家や車の維持費
- 医療保険
- 学費
- サブスク(スマホ・Netflixなど)
- 外食や旅行などの娯楽
「サブスク以外」はある程度我慢がきく。外食・映画・テーマパークあたりはセーブできるし、旅行は楽しみではあるけど、我慢すれば済む話。関税で急に死ぬほどの負担が来るかって言うと、…たぶん来ない。
それに関税がすべて価格に転嫁される?いやいや、そんな単純な話じゃない。
誰も「損したくない」から始まる静かなせめぎ合い
輸入業者は、仕入れ元に値下げをお願いするだろうし、供給側も納品先を失いたくないから応じる。結果、輸入元同士での静かな値下げ競争だって始まるかもしれない。
リテイラー(販売者)も同じ。値上げをすれば客離れが怖いから、利益を削ってでも価格を抑えようとする。最終的に「少しだけ」消費者が負担する形になったとしても、「関税分=全額消費者負担」になるケースは少ないはずで、全部押しつけられる構図にはならない。
トランプは本当に「イカれてる」のか
たしかに、トランプのやり方は過激に見える。敵も多いし、「やりすぎ」と思う人も多いだろう。でも、彼の政策には少なくとも3つの狙いがある。
- 国内産業の復活
「すぐには育たないよ」という声もあるけれど、こういう強引な一手でもなければ、国民も企業も腰を上げなかった。 - 米国の貿易赤字対策
関税で得た税収を赤字にあてる。 - ドル高を抑えて輸出に有利な流れを作る
ドルが強すぎると輸出は不利。関税でドル安が進めば、逆に輸出が有利になる。今なんか、日本の企業がアメリカに輸入すると、円安で相当な利益になっているから、正直関税がかかっても十分に耐えうるほどの利幅があるんじゃないかと思う。
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最後にちょっと逆説を。。ビビってる間に世界は進む
多くの人が「関税こわい」って言ってる間に、実はアメリカの経済は調整に入ってて、庶民の生活が“それなりに”守られてる可能性もある。
実は、トランプの関税には**「インフレの冷却剤」**としての役割もあるんじゃないかと思っている。
関税の話題が大きくなれば、心理的に消費者は財布の紐を締めたり、店のランクを落とす。すると、売れ残りが増えて価格が下がる。結果として、物価全体が落ち着く流れになることもある。
気づいたときには、「あれ?思ったより生活悪くなってないじゃん」ってなるかもしれない。
株価が下がっても、金持ちはむしろ喜んでる。「今が買い場だ」ってウキウキてるかもしれない。庶民が怯えている間に、着実にポジション取ってる人たちがいるわけで、経済は次のフェーズへ進んでいるのかもしれない。
まとめ:関税は「脅威」か「きっかけ」か
「トランプ=悪」って決めつけるのは簡単だけど、実際に生活をぶっ壊すほどの影響が出るかって言ったら、まだその段階じゃない。
むしろ、停滞していた社会に「火をつけた」政策かも。
僕ら庶民にできるのは、ちゃんと情報を見極めて、ビビりすぎず、踊らされすぎず、日常をコントロールすること。