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「AI時代に英語はもう不要」それでも英語を学ぶ理由

最近、「英語、もうAIでよくない?」っていう声、増えてきました。

AIがどんどん進化してきて、英語なんて別にやらなくてもいいんじゃないか?という声も耳にするようになってきました

たしかに、Google翻訳もDeepLも爆速で進化してるし、英訳したあとにChatGPTに「この英語、自然にして」って頼めば、それっぽい文章が数秒で出てくる。英語を“勉強する”という行為そのものが、ちょっと古臭く感じる瞬間すらあります。

たしかに、それも一理ある。AI翻訳はかなり自然だし、英語が苦手でも、仕事も旅行もそれなりにこなせてしまう時代です。でも、ここでちょっと立ち止まって考えてみたい。

英語って、本当に「やらなくていい」存在になったのか?
いやむしろ、「だからこそ」やる価値が、別の意味で高まってきてるんじゃないか?って。


英語をAIに任せれば、“こなす”ことはできる

まず現実の話をします。

仕事上の英語。
正直、AIに頼れば8~9割、なんとかなります。
メールやチャットの文章をAIに書かせて、最後にちょっとだけ手直しすれば、それっぽく見える。英語の資料やウェブ記事も、Chat-GPTにコピペするかURLを貼り付けて要約させたら、ざっくり何が書いてあるかはつかめる。要するに、“英語ができないこと”自体が、昔ほどのハンデじゃなくなってきてる。

でもこれって、英語を理解できるからこそできる技なんですね。


就職や現在の仕事をこなす上で英語ができたほうがまだ有利か?

英語ができるだけで就ける仕事は限られているので、よほどできないと就職で有利ということはないです。現在の仕事をこなす上でできると有利な場合や駐在のチャンスが高くなるというのはあると思いますが、英語でチームをリードするような仕事でもない限り、コミュニケーションはAIを使ってほぼ問題なく解決できます。

コミュニケーションの形も多様化してきていて、メール、メッセンジャーで会話をする機会も増えています。特に仕事では文字を使う傾向が強く、会話ができなくても成立するビジネスは多々あります。

英語の論文を読んだり、企画書を作ることはもちろん、Emailやメッセンジャーアプリでのコミュニケーションなら、AIでほぼ事足ります。

オンラインならページURLを指定して、日本語で要約を頼むと大体OKです。

英作文は、DeepLやGoogle翻訳で英語を作り、その文章をGhat-GPTなどにコピペして、「自然な文章に入れてください」もしくは英語で「Make it natural/ casual/ formal」などと指示すると、9割型いい感じの文章を作ってくれます。万一おかしな意味にならないように、最低限の英語読解納涼は必要ではありますが、その能力がなくても、AIが作った文章を、再度日本語に戻して意味的におかしいところが無いかのチェックをすれば95%は問題ないでしょう。

ただし、外資系や海外と取引のある企業に就職したいなら、英語ができるに越したことはないです。TOEICスコアを求められることもまだまだ多いし、英語でのやり取りが必要な部署に配属されるチャンスも増える。


リサーチが楽になるか?

英語でリサーチしていると、英語を知らない人よりも情報リソースが多く、皆が知らないことで他の人をだしぬけます。日本でマイナーなことなど、英語でしかリソースがないことも多々あります。大手サービスでも未だに日本語されていない箇所があるが、英語がわかれば臆せずその確認もできる

リサーチは読解力が必要になるため難易度高めですが、AIが身近になったことで、ほぼ解決されたと言えます。英語のわからない記事は、そのままコピペするか、URLを入れるとChat-GPTがいい感じで訳してくれます。ざっと読んで、わからない箇所だけをAIに訳させて、日本語で肉付けして説明させる、わからない部分は日本語で質問すると、英語の文献から日本語で説明してくれるのでかなり便利です。通常複数の異なる英語ページを読む必要がありますが、Aなら判断までしてくれるので一発です。

ただし、問題はどうサーチしていいかってことで、AIに聞くにしても、若干のコツと英語力はあったほうが便利。Chat-GPTで英語で聞くことができたら、欲しい情報が手に入る場合も多々あります。
英語のQ&Aサイト(たとえばRedditやQuora)や、海外の専門家のブログ、論文、レビュー記事。全部にアクセスできるて得られなかった情報が得られる場合もあります。英語で理解できなかった部分も、全部Chat-GPTに日本語で説明してもらいます。


プログラミングやIT系に役立つか?

プログラム言語は英語の構文を基礎にしているものが多いので、英語を知っているとプログラミングの習得に役立ちます。逆も言えて、プログラマーが英語の習得をしやすいとも言えます。構造問題なので、AIとは関係ありませんが、プログラム自体がAIで大分楽になったので、プログラムができる人=AIができる人ということは言えますし、英語の必要性は薄くなります。

ただし、エラー文、ドキュメント、公式チュートリアル、GitHubの書き込み、Stack Overflowの回答…。基本、全部英語です。
AIで訳すことはできますが、細かいニュアンスや専門用語の理解は、やっぱりある程度の英語力があるとスムーズ。


「じゃあ、英語をやる意味って何?」

とはいえ、以前に比べると重要性は下がってきてないか?

僕が思うに、いま英語を学ぶ意味って、もはやスキルや資格の話じゃない。
「どんな人生を体験したいか」っていう話なんですよ。

たとえば、

  • 旅行をもっと自由に楽しむため
  • 自分の好きな音楽・映画・YouTubeを“現地の言葉”で味わうため
  • 世界中の誰かと、言葉を介してつながるため

英語は、生活をちょっと面白くする“パスポート”みたいなもので、義務感でやるものじゃなくなってる。
むしろ、“自分の人生のために”選ぶもの。

確かに大分AIで代用できる時代にはなっているので、重要度は下がっていると思います。

では何で英語を学ぶ必要があるのか

まだAIで中々できないのが、楽しみや体験で、これはかなり大きいと思います。


海外旅行がもっと楽しくなる

多くの国で英語が話されるため、買い物や食事のオーダーができると、より一層楽しむことができます。ただし、ある程度のレベルではない場合は、ツアーに入るのが無難でしょう。

AIの翻訳でも十分に旅のレベルアップができますが、ピンチの時に役立つくらいなので、英語がわかると便利というのはあります。


英語でコミュニケーションを取れる友だちができる

外国人が増えているので、職場や学校、プライベートでも合う機会は増えています。これは簡単な会話ができるだけで友達を作りやすくなります。音楽、アート、スポートなど表現をして互いに認めああり物がある人は、言語能力よりもコミュニケーションとりやすいですが、英語は難しく考えるより楽しむために学ぶものと感じさせられます。


映画やYouTubeを“現地の言葉”で味わえる

現地の言葉と葺き替えは雰囲気が全然違うし、やはり現地の言葉で楽しみたいもの。ただ、翻訳は見ている人の文化に合わせているので、英語でニュアンスまで理解するのは大変です。また、Youtubeでは、AIが英語、日本語訳を行っており、ある程度ですが、内容はわかっちゃいます。


英語は“自分の脳”で理解したとき、武器になる

英語を学ぶ一番のメリットって、「自分の頭で世界とつながれるようになる」ことだと思う。

たとえば、英語でしか出てこない一次情報を読めば、日本語メディアに載らない世界の空気感がわかる。海外のニュースや専門記事、フォーラム、個人ブログ。そういう“生きた情報”を、自分のペースで取りに行けるのって、めちゃくちゃ強い。

しかも今は、わからない部分だけAIに助けてもらえばいい。全部読めなくても、自分の判断で選べるようになる。
なので、英語とAIの“合わせ技”の時代。


で、結局何をどの程度やると良いのか

英語は若いうちにやっとけと言われます。
子どもをアメリカで育てると、英語が話せるようになり、大体13歳以下位の子どもなら、見分けが難しいレベルのネイティブになる可能性は高いです。そりゃあ脳みそが柔らかいから。

でも、中年になってから英語学習を始めたり、海外に住みだして、かなりのレベルに慣れる人はたくさんいます。

なので、年齢がー とか、環境がー とか言わずに、諦めずに効率よくやると割とできるようになります。

自分は大分不住なくなりましたが、それでもわからないことや、自分より英語の経験が少ない人がわかっているのに自分はわからないことがあります。

で思ったのが、単語やイディオムを知っているかどうか、どれだけ英語を聞いてきたかはもちろんありますが、実際に大切なのは理解力じゃないかと思います。文章の構成を判断して何を言わんとしているかを理解するちからで、これは国語の能力とイコールな気がします。

つまり、「言語を使って考える力」こそが、今の英語学習の本質じゃないかと。

なので、英語があまり話せなくても、理解力が高い人は、なんとなくでも文脈がわかっちゃう時があり、日常会話や、ビジネス会議でも自分の分野ならある程度は問題なく進めることができます。

そう考えると、英語をアメリカ人のように話す、を目標にしなくても、理解力を高めるということを重要視したら、AI時代に英語をどんどん活用できるようになるんじゃないかと思います。


年齢? 環境? 諦める理由は無限にある。でも…

大人になってから英語を始めた僕でも、ある程度なら話せるようになりました。
でも、未だに初心者に負けることもある。特に「理解力」では。

でもね、英語って、ちゃんと積み上げれば大人でも伸びます。
子どもじゃないからこそ、戦略的に学べるし、意味を理解して覚えられる。

だからこそ

「英語なんて、AIがやってくれるでしょ?」と思ったその先に、本当の学びのチャンスがある。


まとめ:AIと共存しつつ、自分の頭でも考える

AIがあれば英語を“使いこなす”ことはできます。
でも、英語を“理解できる”ことで得られる自由さ、楽しさ、そして深さは、やっぱり別物です。

AIに頼るのもいい。むしろ活用すべき。人生をもっと楽しむために、これからも英語を学び続けるし、AIもどんどん使っていこうかと思います。