💥アメリカの若者を壊すフェンタニルの現実💊—安くて強烈、その裏の地政学的な話
ニュースとかでよく聞く「フェンタニル」って言葉、英語では「fentanyl(フェンタノル)」みたいに聞こえるけど、存在を知ったのは、トランプ大統領の怒りが爆発してた時。中国が意図的にアメリカに送り込んでるとかで「アメリカ人を腑抜けにしてる」って話が満映。
調べてみたらめちゃめちゃヤバいやつだった。
🧪フェンタニルってなに?
モルヒネの約50〜100倍の効果を持つ合成オピオイド。医療現場では重病患者の激痛を和らげるために使われるもの。小さじ一杯の砂糖くらいのほんの少量(約2mg)で致死量に達するくらい強烈で、それが違法ルートで路上で出回ってるってやばい話。
実際、家族がモルヒネを使ったことがあるんだけど、それまで呻くほど痛がってたのが、うっとりして眠るようになったのを見て「薬って怖いな」と思った。その100倍ってどういうこと?近年、違法に製造されたフェンタニルが他のドラッグに混入され、知らずに摂取してしまうケースが増えています。
🌍どこから来るのか?
アメリカの麻薬取締局(DEA)は、中国がフェンタニル関連の化学物質の主要な供給源だと指摘。で、それを一旦メキシコやカナダ経由でアメリカに運び込むのが主流らしい。アメリカとこの2国は地続きで、しかも協定があるから物流がラク。
正直、中国だけじゃなく、受け入れてるメキシコとカナダもどうなん?って思う。もちろん、最終的に通してるアメリカの国境管理の甘さが一番アレな気もするけど…。
🇨🇳なぜ中国から直接ではなく、メキシコやカナダ経由なのか?
中国は2019年にフェンタニルを国家規制下に置いて、違法な完成品の輸出を事実上停止。でも、フェンタニルの原料(プレカーサー)は依然として合法的に製造・輸出されていて、それがメキシコやカナダに送られて、現地でフェンタニルに合成されるパターン。
メキシコは、シナロア・カルテルやハリスコ新世代カルテルなどの犯罪組織が、大量のフェンタニルを製造して、アメリカに密輸している。
🇲🇽🇨🇦メキシコとカナダでの密輸の割合は?
アメリカ国務省は、メキシコがアメリカに流入する違法フェンタニルの「唯一の重要な供給源」としている。カナダからの密輸は比較的少なくて、主要な経路とは見なされていない。
🔥なぜこれが広がるのか?
マリファナやマジックマッシュルームが合法化された州も増えていて、ドラッグに対するハードルはかなり低い。「ドラッグ=絶対悪」って感じじゃなくなってる。でも、だからこそより強力なケミカル系ドラッグに手を出す人が増えてる。ケミカル系ドラッグを欲しがる人にとって、フェンタニルは安価で強力な効果があるため、手を出しやすい。フェンタニルは短時間で強烈な快感をもたらすけど、効果はすぐに薄れてまた使用したくなる。このサイクルが依存症を引き起こして、しかも安いからどんどん量を増やしていく。
よく知られているドラックは、
- コカイン:効きは強いけど短時間。高価なのに人気。1グラム約$100〜$120
- エクスタシー(MDMA):パーティーで使われるやつ。ハッピーな気持ちになるけど、脱水症状起こしやすい。1錠あたり約$10〜$30
- スピード(アンフェタミン):脳がギンギンに覚醒するやつ。依存性強め。1グラムあたり約$20〜$40
- LSD:幻覚系。視界がグニャグニャになるけど、最近また人気らしい。1回分あたり約$5〜$15
- PCP(エンジェルダスト):幻覚作用が強く暴れ出す人が多くて、警察も警戒してる。1グラムあたり約$20〜$30
- 笑気ガス(ニトラスオキサイド):短時間の多幸感。でも使いすぎると神経がマヒすることも。1回分(カートリッジ1本)あたり約$1〜$5
そしてそれらをぶっちぎりでぶち壊すのが、フェンタニル。1錠あたり約$5〜$10の安価で強烈な快感をもたらすらしい。
😨リアルな被害
アメリカでは、ここ数年でフェンタニル関連の死亡者数が爆発的に増えてる。特にターゲットになってるのが、若者と戦争帰りのベテランたち。心が弱ってるところに、安価で簡単に“楽になれる”選択肢が目の前にあるって、そりゃ引っ張られる。
しかも最近は、偽造された市販薬(オキシコンチンとか)にフェンタニルが混入されてたりして、本人が知らずに摂取→死亡、なんてケースもある。
🔬対策はあるのか?
一応、フェンタニルの検出用ストリップ(簡易検査紙)ってのがある。数分でドラッグに混ざってるかが分かる。あと、ナロキソン(商品名:ナルカン)っていう“オーバードーズの解毒剤”も広まってきてるけど、それってもう「最後の砦」みたいな感じ。
🎯外交カードとしてのフェンタニル
トランプは、アメリカが中国に対して経済制裁や関税を課す理由のひとつとして「フェンタニル問題」を使っている。つまり「お前んとこがこれ流してくるから、関税キツくするわ」「ついでにメキシコもカナダも同罪ね」って話。
正直、子どもを持つ親としては、どんな理由であれフェンタニルを締め出す動きには賛成。もし外交カードであっても「安くて強烈で中毒性バリバリのドラッグ」は本気で排除してほしい。
🧠ちょっと思ったこと
昔、学生の頃にカナダやメキシコをビザ無しで行ったことがあるけど、入国審査はわりとザルだった。イミグレで呼び出されてちょっと焦ったけど、上司っぽい人が来て「OK、戻っていいよ」みたいな感じで終わった。それを思い出すと、今のドラッグの流通の現実も納得してしまう。
とはいえ、フェンタニルの問題って、ただの「海外のニュース」じゃなくて、これからの日本でも無関係じゃなくなってくるかもしれない。どこかでしっかり線を引かないと、取り返しのつかないことになる。
ちなみに、男性は女性よりもオピオイドに依存しやすい傾向があるって研究結果があるらしい。男性ホルモンが脳内のドーパミン放出に影響を与え、男性の方が快感を強く感じやすいためとか。