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2週間前にジムクレーマーがおすすめしたいた株

📉 状況が変わった

関税の影響を受けにくく、アメリカの中で完結する株を中心に、でウォールストリートが発表した勝ち組の株にジム・クレーマーの考えを入れた紹介記事を書きましたが、4週間たったので、その結果をまとめます。

高関税時に買う米国株はこちら


🏥 ヘルスケア・医療保険:

● UnitedHealth(ユナイテッドヘルス/UNH)

アメリカ最大の医療保険会社。

プログラムで不正請求があった報じられてます。患者のリスクスコアを引き上げて、政府からの支払いを増やした可能性があるとかで、1ヶ月で半分以下になりました。その他、医療費の増加で業績不振になったり、CEOが辞任するなど、悪いことばかり。ただ、ここまで下がったのでP/E Ratio が半分くらいになったので、買い時って声もあります。

● Centene(センティーン/CNC)

政府の公的保険制度(メディケイド、メディケア)を中心にサービス展開する保険会社。

ユナイテッドヘルスの下落での連れ安があったり、収益性への懸念で微減。


💊 医薬品ディストリビューター:医療現場の裏方

● McKesson(マッケソン/MCK)

医薬品を病院や薬局へ供給する、アメリカ最大手の卸売企業。

この上昇の主な要因は、同社の堅調な業績と医療業界全体の好調な動向にあったが、決算をミスって少し下がった。


🛡️ 防衛とサイバーセキュリティ:国家安全保障の要

● Palantir(パランティア/PLTR)

ビッグデータ分析に強みを持ち、米政府の防衛・情報部門と多数の契約を持つ企業。

これはめちゃめちゃ上がりましたね。テスラ同様に、人気の銘柄で個人投資家の加熱がすごい。AIブームもあるけど、決済も良かったし、S&P500への組入の噂もあって、2025年5月初旬、PLTRの株価は約$133.49の過去最高値を記録しました。

● L3Harris Technologies(エルスリー・ハリス/LHX)

通信技術と防衛システムを融合させたハイテク防衛企業。
ゴールドマン・サックスによる株式評価の格上げがあって少し上がってます。


🛣️ インフラ・建設関連:バイデン政権の追い風

● Martin Marietta(マーティン・マリエッタ/MLM)

道路や橋などの建設に必要な骨材(砕石・砂利など)を供給する企業。
予想どうりインフラ投資の恩恵を受けて、建設資材の需要増加により、四半期利益が増加しました。これはお見事 👏


♻️ 環境ソリューション企業へ進化

● WM(旧:Waste Management)

廃棄物処理の大手企業で、再生可能エネルギーやリサイクル、環境コンサルティングなどを手がけるエコ企業。

決算で、純利益が下がり、収益の減少が懸念されている。


🔐 サイバーセキュリティ:ネットの安全を守る成長株

● CrowdStrike(クラウドストライク/CRWD)

AIを活用したクラウド型セキュリティ企業。

2024年の7月にソフトウェアのアップデートの不具合が原因で各業界に混乱生じさせて株価が暴落しましたが、その後政府の調査があって透明性も実証されてポジティブとなり、また約500人の従業員を削減を発表して上向きです。

● Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス/PANW)

企業や政府向けの幅広いセキュリティサービス。

AIサイバーセキュリティスタートアップのProtect AIを買収する発表をするなどが、上昇要因になった。


🍫 日用品・食料品:不況に強い“生活必需銘柄”

● Coca-Cola(コカ・コーラ/KO)

決算報告で売上が僅かに下回り、アナリストの評価もさげてます。モンスターも不調だったようです。

● Walmart(ウォルマート/WMT)

関税の不安がある中、最王手で仕入れコストも抑えて、営業利益の成長を発表したことで、不安が和らいで良い上昇をしました。

● Costco(コストコ/COST)

会員制の卸売型スーパー。

会員費の値上げなどで、安定した収益があることを示し、堅調な決算報告をだしています。


⚡ 公益セクター:安定的な配当と堅実なビジネス

● Consolidated Edison(コンソリデーテッド・エジソン/ED)

ニューヨークなどの都市部で電力・ガスを供給する公益企業。

だいぶ上がってきたので、利益確定売りがあったと言われています。下がりは、エネルギー価格の上昇からのコスト上昇と、ガイダンスが保守的すぎたことに起因しているようです。


📝 まとめ:トランプ関税の緩和があって、全体的に上向き

このピックアップは以下のように関税に左右されない株価でしたが、関係なく上がっている株が多かったです。

  • アメリカ国内市場に強い
  • 政治や関税リスクが小さい
  • 生活やインフラに密接な事業を展開している

とはいえ、最悪の事態も想定しつつ売上を上げる株を買っていた人はおめでとうございますです。

結果を見ると、ヘルスケア系が下がった一方で、AI系のテックの巻き返しは凄まじかったです。ただこれは反動とも言えるし、今後も伸び続けるかというと、少しギャンブル要素が高い気がします。そして、コスコの相変わらずの強さも再認識しました。