最近、の衝撃ニュース。
「Googleがサードパーティクッキーの追跡をやめる計画を、やめた」と。
…いや、なんじゃそりゃ?って感じ。プライバシー重視の流れで、Googleも「これからはクッキーなしで行きます!」って方向に舵を切ってたはずなのに、今度は「やっぱやめる」みたいな。しかも、あの“同意しますか?”って出てくる確認ページの義務化もアメリカでは取りやめるらしい。これ、180度の方向転換?記事では、広告主やウェブサイト側の対応が追いつかないための再延長らしいけど…
Googleが焦ってるって感じのうがった見方をしてしまう。
かつて、Googleは神だった。いや今も十分神の領域に入るけど、最強感は薄れている。
思えば、昔のネットといえばYahoo!ディレクトリに載るのがステータスだった日本。けどアメリカではすでにGoogleが株価をドーンと上げて、「SEO」「被リンク」で盛り上がってた。
Gmailのデビュー、シンプルで快適なUI、アドワーズ、Google Analytics、Chrome、YouTube、Android、Pixel…Google製品は“使わない理由がない”レベルで日常に食い込んでいた。
アメリカの学校ですら、昔はMacだったのに今は低価格かつ管理のしやるいChromebookが標準配布で、先生はガシガシExcel、ではなくGoogle Sheetsをつかい、Google Photoで生徒の写真を親と共有する。
でも、そんな“絶対王者”Google、今でもGoogleが提供するアプリは使うけど、肝心のGoogl検索は、ここ半年位でめっきり使用頻度が落ちた。
調べ物は全部ChatGPT。
マジで、“ググる”って言葉、死語になると思う。
以前なら、何かを調べるときにGoogleで3サイトは開いて見比べて、「あ〜これが一番しっくり来るか…」とやってた。多いときは10サイトとか、もう永遠に。。。だけど今は、ChatGPTに聞けばスパッと答えが出てくる。違和感があったらプロンプト変えてもう一回。それでほぼOK。
検索のストレス、もうない。
あの“タブ開きまくり地獄”ともお別れ。
外食のお店選び?昔はGoogleマップとYelp。
今はTiktok一択。インスタも使ってたけど、動画の説得力が違う。動画見て「うまそう」「雰囲気いい」と思ったら、もう決まり。
レビューはあんまり見ない。自分の舌で確かめるだけ。
旅行先?
これもTiktokとインスタ。やってYoutubeってところ。
Google検索で「おすすめ観光スポット」なんて、もうやらないし、もう読めない。
もちろん完全にGoogleから離れたわけじゃない。
仕事ではまだまだサービスを沢山使うし、プライベートでも公式サイトでの登録や支払い、地図検索は今でも使う。でも、使う頻度はガクンと減った。
まぁGoogleグループでもYouTubeは例外かも。テレビ代わりにニュースとか時事ネタ、旅行とかキャンプ動画見るし、レシピ、何かの修理方法、とか設定方法とか、あと学習のためによく見る。でもそれすらも、Tiktokのサクサク感には勝てない時がある。
Google Ads経由で何かを買うこと、今やほぼゼロ。
自分が“時代のど真ん中”とは思わないけど、おっさんでさえ、もうググらなくなったんだから、これは相当な変化。おっさんがこれだけ変わったなら、血気盛んな若者は更にみてないし、広告モデルは大分落ちぶれたんじゃないかな。それでプライバシーとかどうでもよくなってきたように見えちゃう。
Googleがクッキー追跡やめるのをやめたのも、「広告が弱くなる」未来を見越した、ある種の悪あがきかもしれない。
AIは、なんだかんだでGoogleがGeminiで巻き返す…と最初は思ってた。
でもChatGPTが快適すぎて、5年はこのまま使い続ける気がしてる。というか、今はもChatGPTなしでは行きていけない体になってしまった。
とはいえ、Gmailをはじめとした人類のアカウントを握っているのは事実。メールアカウントでGmail以外使ってる人もう化石か、もしくはレベル高杉の人だけだしね。
Google、そろそろ“次の一手”を本気で見せてほしい。