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AI最高!…とはまだ言えない理由

英語の壁は、AIで大分低くなる

ChatGPTを使い始めて、もうだいぶ経ちました。
今、一番頼っているのは「英語の補正・修正」です。

アメリカに長く住んでいますが、英語の上達は自分の努力の割にはイマイチ速くありません。日常会話と「ちゃんとした」文章のあいだには、やっぱり大きな壁があります。
グループチャットアプリなんかで話す簡単なやり取りはいいんですが、とくに困るのは、やメール、プロジェクト管理ツールなどで「記録に残す系」「相手に詳細を理解してもらう系」の文章を書くとき。間違ったニュアンスや言い回しだと、誤解を生んで面倒なことになるし、社外と話す時には気を使う。

なので、まず自分でざっと英作してから、ChatGPTに「リクエスト風にして」「ビジネスっぽくして」「誰にでもわかりやすくシンプルにして」といった指示を出すと(実際にはもっと細かい指示を与えるが)、ほぼ完璧な文章に仕上げてくれる。これ、本当に心強いです。


日本語のビジネスメールでも大活躍

日本向けのメールでも活躍の場があります。
特に、言葉選びがシビアなシーンではChatGPTの力が大きい。

ちょっとしたニュアンスの違いで、相手の印象が変わってしまう場面。そこに冷静さと距離感をキープしてくれる文体を提案してくれるのがありがたい。
「冷静なフリ」をAIに手伝ってもらってる感じですね。そして素晴らしい文章ができる。ただこれ、そのまま使うことはなく、ちょこっと手を加えます。丁寧すぎとかのやり過ぎ間がちょっとある。とはいえ、確実に時短、問題解決、レベルアップが簡単にできる。


コーディングの沼から救われる

コードを書くときも、ChatGPTはかなり便利。
今までは、どうしてもうまく行かないコードと何時間もにらめっこして、ネットで必死に情報を探して、最終的に「できる人」に聞いていた。それがまぁ相手の時間を取って申し訳ないし、自分の時間もかかる。

でも今は、ChatGPTに聞けば、エラーの理由や修正案をすぐに出してくれるし、最新の書き方を教えてくれるのでかなり重宝する。何通りもある書き方から最適なものを選んでくれるし。
もちろん全部が完璧に動くわけじゃないけど、精神的にかなり楽になりました。大分の時短と、学びのセット。


画像生成で「非クリエイティブ人間」も武装できる

画像生成機能も便利です。
アイデアが浮かばない自分でも、ちょっとしたキーワードを入れるだけで、簡単なものなら見た目が映える画像が作れる。Photoshopで数時間格闘していたのが、今は数分で完了。

「センスがない自分でも、なんかそれっぽいものが作れる」って感覚は、地味だけど嬉しい進化です。時短もあるけど、できないことができるようになるやつ。


データ分析は“AIとの共同作業”

データ分析にも使ってます。
まず最初の「クレンジング(データを整える作業)」は、AIに任せると一瞬で終わる。これはほんとに助かる。

ただ、分析の内容や視点は、AIに丸投げできない部分も多い。
毎回、一定のテンションとパターンで出してくるけど、「これは何を意味するのか?」という深掘りは、やっぱり人間の仕事です。

似たような月次レポートやパターン比較の時間は短縮されるけど、「で、結局どこが大事なの?」という問いに対しては、こっちの思考力が必要。時短と新しい視点をくれる事があるが、手を掛ける必要は結構あり。


AI文書、見抜けるようになってきた

最近、他人の書いた提案書やメールを見ていると、「あ、これ丸ごとAIに書かせたな」ってのがわりと分かるようになってきました。
一言でいうと「薄い」。言葉は整ってるけど、当たり前をそれっぽく作り上げがものが多い。

AIを使えば、それなりの文章は作れる。でも、「だから何?」の部分が抜け落ちてる。
使い込んでると、そういう“手抜き感”が見えてしまうから、自分が使う時はバレちゃまずい時にはバレないような細工が必要。


「AIは万能」ではなく「超優秀な時短ツール」

結局まだ万能な答えを導いてくれるというよりは、時短として、またはミスを侵さないようにしてくれるアシスタントとしては素晴らしい効果を発揮してくれる。

ただ、思考力やセンスを丸投げするには、まだちょっと足りなくて、あとでかなり手直ししないと使えないことも多い。

ただまぁ、それは自分の使い込みのレベルだからってだけで、何かを投げてよりよい答えが返ってくるときの喜びがでかい分、まだまだ遊べそう。


補足

※本記事は筆者の体験に基づいた主観的な考察であり、AIの仕様や性能を評価するものではありません。